夏休み中に、東京お台場に出現した等身大「ガンダム」
「いいなぁ、見に行きたいなぁ。」と
羨ましがっていた矢先のこんなニュース。
神戸に18mの鉄人28号が
「う~ん…ガンダムじゃないのかぁ。微妙だなぁ。
でも完成したら子供たち連れて見に行こう。」
なんて考えておりましたところ
9月29日にとうとう完成したとの報道が。
「吉幾三!」
と意気込んだのはよいものの、運動会だの習い事だのと
子供たちとスケジュールの折り合いがなかなか付かず
先日になって、ようやく見に行くことが出来ました。
が、しかし、少し出遅れたその間に、ネット上ですでに
見た人たちからの微妙な報告も目にしておりました。
「鉄人28号なんて知らん」
「お台場と比べてロケーションが悪い」
「ガンダムとは比べ物にならない」
「ポーズがダサい」
「天満橋のアヒル以下」
なんだかヒドイ言われようではありますが、人の感想なんて
人それぞれなものであります。実際自分のこの目で
確かめるまではなんとも言えません。
と言うわけで神戸に出発!
なんですが、ここでイキナリ新長田駅を目指すのはド素人。
なぜ「長田町」なのかも判らないような青二才に
鉄人の感想を語る資格なんてございません。
よって、当然のことのように、まず目指したのはこちら
あれから15年・・・
時が経つのは早いものです。
今ではなにごとも無かったように
見事に復興を果たした神戸の街並みからは
当時の様子を想像することすら困難になりました。
当然、子供たちはそんなことがあったことすら
知らないわけであります。
あの時、ナニがあったのか。
なぜ長田町なのか。
そんなことも知らずに「鉄人28号」を見せても
何の意味もないのであります。
私はあの日、大阪で地震を体験しましたが、その直後に
日本を離れたため、当時の神戸の様子はニュースの
映像でしか見ていませんでした。
あの震災で何が起こったのか
それを忘れないようにと、この施設には当時の
再現映像や、多数の資料が展示してあります。
なかでも一番印象深かったのが当時
実際に神戸で被災したボランティアの
語り部さんたちによる体験談で
当時の様子をいろいろと詳しく
お話していただきました。
ここにきて、今頃になって当時の神戸に
実際に足を運ばなかったことを後悔しました。
たとえそれが興味本位であったとしても
実際に目撃しなければ伝わらないことがあります。
6000人を超える犠牲者の上に建った新しい神戸
語り部さんのひとりがこう仰ってました。
「神戸もきれいになって、よかったねぇ。」
なんて言われても私はちっとも嬉しくない。
キレイになった街を見ると私は今でも気が重くなる。
そんな重い空気を背負いつつ、いよいよ新長田へ…
キレイな商店街です・・・
昔はお世辞にもこんなキレイな地域ではありませんでした。
巨大で力強い「鉄人28号」
思わず目頭が熱くなります
この鉄人28号が背負っているものは相当重たいものです。
ガンダムなんかじゃこの役目は務まらないんです。
悪いですけど、アムロにはこんな重たいものを
背負い込む度量はないんです。
この鉄人のポーズはガッツポーズでもパンチでもなく
残された人々へ「そのこぶしの先にある未来をつかめ」
というメッセージが込められているんだと私は感じました。
別に「鉄人28号」に興味がないのなら見に行かなくても
いいかと思います。この鉄人はこの場所で
ここで生活を送っている住民のためのシンボルであり
象徴なのですから。でもそこも踏まえた上で
この鉄人を見ることができればきっと何か
感じることができるのではないかと思います。
まぁ、そんなややこしい話は抜きにして
ファンの人なら絶対見たいに決まっているんですけどね。
だけど、三国志はちょっと中途半端だったかなぁ…
展示もとってつけたような感じだったし…
横山光輝ファン向けなら小さくてもいいので
その他のヒーロー作品の像を商店街に
並べておいた方が嬉しいです。
えらく長くなってしまったため、商品紹介が
えらく長くなってしまったため、商品紹介が
簡単で申し訳ないのですが
本日ご紹介するのはコチラ
ロボットアームキット MR-999
これからの未来を託す子供たちに作ってもらいたい
ロボットキットの定番品です。
これを作った子供たちが大きくなって
長田町の鉄人が本当に動き出す日が
来るかも知れませんよ。
ロボットアームキット MR-999
ラジオショック価格 5775円
夢と希望であふれるお店
ラジオショック
毎日、このBLOGを拝見しています。
返信削除もちろん、ときどきですがお店も覗いています。
カウンターのやさしいお姉さんともお話ししたことあります。
今日のエントリー最高です。感想しました。
ありがとう。
私は神戸の生き残りのひとりです。
>miyahoo様
返信削除コメントありがとうございます。
あの時、こんなに近くに居たのに何もできなかった自分を
恥ずかしく思います。今なお力不足でなにもできませんが
せめてひとりでも多くの人があの日のことを忘れないように
と思いブログにエントリーしました。
これから鉄人を見に行かれる方々にも、もしお時間の都合が
できるようでしたら「人と防災未来センター」も合わせて
足を運んでいただければと思います。