2010年2月1日月曜日

水没「iPod nano 第3世代」をなんとかするの巻

あっ!

それは一瞬の出来事であります。

ポケットに入れていた機器が
すべり落ちてポチョンと水の中に。

上着のポケットに入れていたのを忘れて
うっかり洗濯機に・・・
なんてのもよくある話。

そんな時、普通の人はあせって
パニック状態に陥ります。

もしかすると大して水が入ってなくて
大丈夫かも知れない。

たいていの素人はここで
一番やってはいけないことをやります。

大丈夫であってくれ!
そんな淡い期待と共に
電源を入れてみる。。。

ダメェェェっ!!!!!

それは絶対やっちゃだめなのです。

残念ながら水は必ず本体内に入っています。
が、今どきのたいていの機械は水につけた
ぐらいじゃ壊れたりしません。

その電源を入れてみる行為がアナタの
大切な機器にとどめを刺すことになりますので
ここはじっと我慢の子。

慌てず騒がず冷静にまず電池を抜く。
(抜けない場合はそのまま)

あとは、中の水分が全部なくなるまで
ただひたすら放置するのが一番。

中を開けて乾燥させることができれば
一番ベストなのですが、初心者の方には
それもなかなか難しいかと思います。

ドライヤーを当てるのも逆に熱で
機械をダメにしてしまうかもしれない
のであまり感心いたしません。

シリカゲルを入れた箱の中に入れる
アルコールに漬ける

などなど巷ではいろんな方法が
ささやかれていますが私の心の師でもあり
シリコンバレーの第一線で活躍する
日本人スーパーエンジニアのkaduhi氏
以前こう仰っておられました。

「そんなときは冷蔵庫に入れておくのが一番!」

家庭内にあるもので一番除湿力のある
冷蔵庫に2~3日放っておけば
奇跡の復活を遂げるかもしれません。

必ず復活することををお約束はできませんし
復活しないからといって、間違ってもkaduhi氏を
責めたりなんてことは絶対にしないでください。

しかし、iPod の場合は使用されている
電池が水没した時点で即アウトな為
電池を交換する必要があります。

というわけで、やってみました。

この鏡面仕上げのリアカバーは
ほぼ嵌め殺し仕様のため
どれだけ気をつけたところで
傷が付く・変形する
ことを避けることはできません。

かなり難儀しましたがYoutubeの動画を
見ながらなんとか外すことに成功しました。

この突起で手を切らないように十分注意して
作業を行ってください。

コツは「無いに等しい隙間にツールをねじ込んで
地道にしっかりと押し広げながら外していく」です。

続いてネジを外しましょう。
場所によって違うサイズのネジが
使われていますので
元の場所をしっかり確認しながら
はずして下さい。

ネジを外したら赤マル印部分の
フレキシブルケーブルを外します。

しっかりとロックを跳ね上げることを
忘れずに。

そうすると、メイン基板が持ち上がります。
裏側で液晶画面につながるフレキシブルケーブルが
ありますので、こちらも先ほど同様
ロックを押し上げてからそっとはずして下さい。

イヤホンジャックの裏側がピンク色に
なっているのが水没した印。

電池をつまんでみてください。
水没してしまった電池はやわらかくなって
いて気持ち悪い感じです。

ハンダごてを使って、基板から今付いている
バッテリーを取り外して新しい
バッテリーに交換しましょう。

というわけで、無事に復活しました。

ただし、リアカバーは隙間ができて
こんな状態に なってしまいます。

リアカバーのみのパーツも近日入荷予定と
なっておりますが、それまでの間は
シリコンカバーなどにいれておくと
多少は気にしないで済みます。

各種iPod用交換電池は
ラジオショック価格980円にて
好評販売中!

どうせ買うなら経験のあるお店で
アドバイスを受けてからの方が
いいのではありませんか?

とにかく、まずはこれを見てから・・・
<<iPod nano 第3世代分解動画>>


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