2010年2月9日火曜日

怪我の功名

本日は壊れた「iPod nano 第4世代」を修理してみましょう。

なんですと!これは「仕事のフリをして本当はお前の趣味」
じゃないかですって!?

ハイそうです。その通りでございます。

というわけで、早速解体開始。
いつものように事前にYoutubeで予習しておきましょう。

毎度のことながら「apple」社の製品は芸術的であります。
こんな小さなボディの中に奇跡的なプロダクトデザインで
必要なパーツが収まっています。

なにがスゴイって外側にネジが一本も見えていない
なんて昔では考えられないことです。

中身を見るまで、これだけ小さいと修理不能で
ほとんどハメ殺し状態なのじゃないかと思っていたのですが
そんなことはありませんでした。

ただし、これだけ小さな筒状のケース中にボトルシップ
のようにパーツを組み込んでいるため
ネジは使わず、ほとんどのパーツが両面テープで
固定されていました。

前面のガラスパネルは寄木細工のからくり箱のように
はまっていて、少しずつずらせると突然パネルが
はずれるという具合。

そんなパーツを外していく作業がまるでパズルのようで
うまく外れると、超気持ちいい!

若干難儀しましたがなんとか
液晶画面が外れました。

今回、液晶は問題ありませんので交換する必要は
ありませんでしたが、もし液晶が割れた場合は
こちらをどうぞ。

iPod nano 第3世代用 液晶パネル
ラジオショック価格2000円
iPod nano 第4世代用 液晶パネル
ラジオショック価格2500円

というわけで、その後は順調にバラされていき
あっという間にバラバラに。

水没シールはしっかり赤色になっていたので
バッテリーの交換が必要ですが、あいにく今現在
お取り扱いがございません。
近日入荷ということで。

で、問題はそれだけではなく私が推測するに
前ユーザーは「水が入って壊れたものを、原因が判らず
iTuneで認識しないのはコネクタがキチンと刺さっていない
ためだと判断し、認識させようと、無理やりDockケーブルを
抜き差しした結果、本体内のDockコネクタが一部欠損
ピンが数本折れ曲がる。」という事態に陥った様子。

こうなると本体側のDockコネクタを交換する必要が
あるわけですが、そんな部品は取扱がございません・・・

あ!あった。

Dock延長ケーブル!
あいつには本体側のコネクタがついていたはず!


早速、Dockコネクタの受け側の殻を割ってみると・・・


あ!まさかの・・・
変換基板ではありませんか!


たぶんこの基板だけ外して売っても
ラジオショックのDock延長ケーブルの価格より
高く売れますぜ!旦那!

Dock延長ケーブル
ラジオショック価格680円


ということはもしかしたら反対側にも
変換基板が使われているんじゃないかと
見てみましたが、普通のDockコネクタでした。

残念。

でもって、本体側のコネクタを交換可能か
見てみましたが、形状が違うため
移植は不可能だとわかり断念。

残念ながら、iPod nanoの復活は
今回なりませんでしたが、代りに収穫も
あったので良しとします。


<iPod nano 第4世代>分解動画


2 件のコメント:

  1. 記事を拝見しました。
    私も分解マニアなのですごく参考になります。
    そちらで購入した場合、送料はいくらになりますか?
    定形外やメール便などは可能だったりするのでしょうか?

    返信削除
  2. >たか様
    お問い合わせありがとうございます。
    送料は宅配便使用で、60サイズまで全国一律500円。
    定形外やメール便での発送も承っております。

    詳しくはこちらから
    http://radioshockblog.blogspot.com/2009/03/blog-post_1108.html

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